ジュエリーソード（1996年生、母サファイアブルー）

ジュエリーソード（1996年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時13歳）と交配したサファイアブルーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地26戦3勝2着1回、地方4戦0勝。1999年のニュージーランドトロフィー4歳ステークス(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,600万円（65万×40口）で一口馬主が募集された。

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

2月6日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のフサイチドラゴンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

2月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダイイチブライトをハナ差振り切って2勝目を手にした。

3月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳オープンの菜の花ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦2勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

4月25日、中5週で迎えた4戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1400m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦2勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたザカリヤ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦2勝）。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

10月30日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦2勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた8戦目は、G2のCBC賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦2勝）。17頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた9戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で渡辺薫彦騎手（8戦2勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

4歳（2000年）

1月15日、中4週で迎えた10戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で渡辺薫彦騎手（9戦2勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

10月8日、約9か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で渡辺薫彦騎手（10戦2勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

11月11日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で渡辺薫彦騎手（11戦2勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

12月16日、中4週で迎えた13戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（12戦2勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着を確保した。

5歳（2001年）

1月21日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（13戦2勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

2月18日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（14戦2勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（15戦2勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力でひたむきに粘り続けて、最後は2着のグリーンブリッツを3/4馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

3月31日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（16戦3勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

6歳（2002年）

4月20日、約13か月の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（17戦3勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた20戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の関ケ原ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（18戦3勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

11月24日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（19戦3勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた23戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

7歳（2003年）

1月12日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（20戦3勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（21戦3勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

7月20日、約5か月半の休養明けで迎えた26戦目は、G3の北九州記念（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（22戦3勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

9月30日、中9週で迎えた27戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた28戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、創作料理の醍庵特別（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた29戦目は、（株）三崎ストアー特別（金沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた30戦目は、香林坊特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。