マヤノカオリ(1985年生、母オオトリスガタ)
Mayano Kaori
1985.04.04
マヤノカオリ(1985年4月4日)は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハギノカムイオー(当時6歳)と交配したオオトリスガタが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は船越 伸也。戦績は、中央平地29戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。
経歴
デビュー前
加藤敬二厩舎(栗東)へ入厩。
3歳(1988年)
4月24日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利(東京ダート1200m 晴/良)に出走。馬体重は424kg。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。
6月12日、中6週で迎えた2戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利(阪神芝1200m 曇/稍重)に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。
6月25日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利(中京芝1200m 曇/不良)に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手(1戦0勝)。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。
7月10日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利(中京芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手(2戦0勝)。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。
7月23日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利(小倉芝1200m 曇/不良)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手(3戦0勝)。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたマッシュポテト決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。
8月6日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利(小倉芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は5戦連続で安田隆行騎手(4戦0勝)。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。
8月21日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利(小倉芝1200m 曇/重)に出走。鞍上は6戦連続で安田隆行騎手(5戦0勝)。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のウォーターマンディに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。
9月3日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の高千穂特別(小倉芝1200m 曇/良)に出走。鞍上は7戦連続で安田隆行騎手(6戦1勝)。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったラッキーヤマトにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。
9月24日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の吹田特別(阪神芝1400m 雨/重)に出走。鞍上は8戦連続で安田隆行騎手(7戦1勝)。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。
4歳(1989年)
3月18日、約6か月の休み明けで迎えた10戦目は、5歳以上400万下の庄内川特別(中京芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は9戦連続で安田隆行騎手(8戦1勝)。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。
4月15日、中3週で迎えた11戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下の二王子特別(新潟芝1600m 外回り 曇/良)に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。
5月7日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下(新潟芝1200m 外回り 小雨/良)に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手(1戦0勝)。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。
7月16日、中9週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下(小倉芝1200m 曇/良)に出走。鞍上は安田隆行騎手(9戦1勝)。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したダイカツニシキにクビ差届かず2着となった。
7月29日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下の若戸特別(小倉芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手(10戦1勝)。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。
8月27日、中3週で迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下(小倉芝1200m 曇/良)に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。
9月2日、連闘で迎えた16戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下(小倉芝1200m 曇/不良)に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
9月23日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下の芦屋川特別(阪神芝1400m 曇/稍重)に出走。鞍上は南井克巳騎手(1戦0勝)。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したマルカテーオーに半馬身届かず2着となった。
10月8日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下(京都芝1400m 曇/良)に出走。鞍上は武豊騎手(1戦0勝)。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。
10月22日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下(京都芝1400m 晴/良)に出走。鞍上は安田隆行騎手(11戦1勝)。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。
11月11日、中2週で迎えた20戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下(京都芝1200m 晴/良)に出走。17頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。
11月26日、中1週で迎えた21戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の清洲特別(中京芝1200m 晴/良)に出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
12月3日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上400万下(中京芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手(1戦0勝)。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、5着に終わった。
5歳(1990年)
8月26日、約9か月の休み明けで迎えた23戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下(小倉芝1200m 晴/良)に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシーフェリシアに半馬身届かず2着となった。
9月2日、連闘で迎えた24戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の九重特別(小倉芝1200m 晴/良)に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。
9月30日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上500万下(中京芝1200m 雨/不良)に出走。鞍上は岸滋彦騎手(1戦0勝)。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に敗れた。
11月10日、中5週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下(京都芝1200m 晴/稍重)に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手(2戦0勝)。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。
11月17日、連闘で迎えた27戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下(京都芝1400m 晴/良)に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。
12月1日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下(中京芝1200m 晴/重)に出走。鞍上は安田隆行騎手(12戦1勝)。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。
12月16日、中1週で迎えた29戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下(京都ダート1200m 曇/良)に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。