ノーステイオー（2006年生、母ダイナチャイルド）

ノーステイオー（2006年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のグリーンアプローズ（当時12歳）と交配したダイナチャイルドが23歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は長濱忠。戦績は、地方16戦6勝2着2回。2008年の鎌倉記念(S3)に勝利した他、2008年のハイセイコー記念(S2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、長浜忠から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、長浜忠から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、田中春美によって199.5万円で落札された。

林正人厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2008年）

7月21日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったエロージュに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月15日、中7週で馬体重を前走から32kg増やして迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジスクールに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月1日、中1週で迎えた3戦目は、2歳S3の鎌倉記念（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロマに約12馬身の大差をつけて2勝目をマークした。

11月12日、中5週で迎えた4戦目は、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3歳（2009年）

3月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず14着に敗れた。

4歳（2010年）

6月8日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg戻して迎えた6戦目は、麻綿原特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のロイヤルメグリンに3馬身の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

7月9日、中3週で迎えた7戦目は、藤沢宿特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（6戦3勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のコッツウォルズをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

9月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、長月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（7戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月29日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、神奈川宿特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のストライクリッチに2馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月23日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で左海誠二騎手（9戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のタカラストーンに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

5歳（2011年）

6月16日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から17kg絞って迎えた11戦目は、’11 スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で左海誠二騎手（10戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、コスモフォースに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

6歳（2012年）

6月22日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた12戦目は、麻綿原特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で左海誠二騎手（11戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の海の日特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で左海誠二騎手（12戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のガーナ共和国盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で左海誠二騎手（13戦6勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

8月22日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、夏祭り特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

9月7日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、汲沢特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（14戦6勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。