ストライクリッチ（2004年生、母ピンクノワンピース）

ストライクリッチ（2004年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「富を当てる」。毛色は栗毛。種牡馬のキングヘイロー（当時9歳）と交配したピンクノワンピースが19歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）伏木田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方28戦21勝2着3回。2008年の東海クラウン(一般B以上)に勝利した他、2009年の白銀争覇(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、伏木田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、泉俊二によって1,690.5万円で落札された。

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

10月29日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

4歳（2008年）

3月9日、約16か月半の休み明けで馬体重を前走から41kg増やして迎えた2戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C32（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアイファーカツオーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月24日、中1週で迎えた3戦目は、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のステップザビートに6馬身の差をつけて1番人気に応えた。

4月23日、中3週で迎えた4戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスパークチェリーに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月15日、中2週で迎えた5戦目は、屋形船特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフクノスズランに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月30日、中1週で迎えた6戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のブルーフリーウェイに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月12日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイケノペッパーに6馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月3日、中2週で迎えた8戦目は、東海・近畿交流特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナリタチーフに7馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

7月25日、中2週で迎えた9戦目は、飛水峡特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（7戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーガスタムーンに4馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

8月27日、中4週で迎えた10戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（8戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコパノライジンに4馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

9月26日、中3週で迎えた11戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、シルバービット賞（第1ステージ第3戦）（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキャプテンハートに4馬身の差をつけて10連勝を達成した。

10月14日、中2週で迎えた12戦目は、岐阜信用金庫杯（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（9戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のコパノライジンに2馬身の差をつけて連勝数を11に伸ばした。

10月31日、中1週で迎えた13戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（10戦10勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のオグリシルクを半馬身振り切って連勝数を12に伸ばした。

11月28日、中3週で迎えた14戦目は、地方重賞の笠松グランプリ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（11戦11勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

5歳（2009年）

1月9日、中5週で迎えた15戦目は、地方重賞の白銀争覇（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（12戦11勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ベストタイザンに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

1月29日、中2週で迎えた16戦目は、地方重賞のマイル争覇（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（13戦11勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた17戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（14戦11勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

4月2日、中4週で迎えた18戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（15戦11勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のサンキンツヨシに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月13日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、初夏特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（16戦12勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブライトパステルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2010年）

1月27日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg戻して迎えた20戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオースミアタックに4馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

2月15日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2四五（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のツクバチャームを半馬身振り切って勝利数を15に伸ばす

3月22日、中4週で迎えた22戦目は、一般C1八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコリオレイナスに5馬身の差をつけて制した。

4月28日、中4週で迎えた23戦目は、トワイライトアタック賞（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキリバスターに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月26日、中3週で迎えた24戦目は、薫風特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取り、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペトコアプローズに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月23日、中3週で迎えた25戦目は、花菖蒲特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴史騎手（5戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスマートベールに2馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

8月3日、中5週で迎えた26戦目は、マルチヒーロー特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で水野貴史騎手（6戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のジュピタープリンスに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

9月7日、中4週で迎えた27戦目は、サファイアスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で水野貴史騎手（7戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のプラチナタイムに1馬身半の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

10月29日、中6週で迎えた28戦目は、神奈川宿特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で水野貴史騎手（8戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったノーステイオーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7歳（2011年）

1月6日、中9週で迎えた29戦目は、ニューイヤー特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で水野貴史騎手（9戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。