スマートベール（2006年生、母ホウヨウエンジェル）

スマートベール（2006年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋覆う」。毛色は栃栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時14歳）と交配したホウヨウエンジェルが12歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊洋牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方33戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2011年の爽秋特別(一般B3二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、豊洋牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、大川徹によって210万円で落札された。

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2008年）

7月25日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、2歳（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシモキタダッシュに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、中2週で迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

9月18日、中4週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの’08ゴールドジュニアー（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のフレッシュハーモニー特別（浦和ダート1600m 雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

11月25日、中5週で迎えた5戦目は、2歳戦のフレッシュファンタジー特別（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3歳（2009年）

1月7日、中5週で迎えた6戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦のフレッシュフェブラリー特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のフレッシュマーチ特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

9月9日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったスターオブペガサスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月12日、中4週で迎えた11戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

11月23日、中5週で迎えた12戦目は、彩の国黒豚賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（7戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったゴールドマーチャンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月22日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦のシクラメン特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（8戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヴィクトワールに3馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

4歳（2010年）

1月8日、中1週で迎えた14戦目は、葉牡丹特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（9戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキエヌルキアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月8日、中3週で迎えた15戦目は、霞草特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で戸崎圭太騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

3月23日、中5週で迎えた16戦目は、桜月特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で戸崎圭太騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

4月30日、中4週で迎えた17戦目は、アネモネ特別（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で戸崎圭太騎手（12戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

5月27日、中3週で迎えた18戦目は、スズラン特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた19戦目は、花菖蒲特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったストライクリッチに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月20日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、ハンデ戦の文月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったドリームアスパイアを3/4馬身捉え切れず2着となった。

8月4日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の夏休み特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

5歳（2011年）

4月27日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた22戦目は、一般C1三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（13戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月31日、中4週で迎えた23戦目は、薄暑特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（14戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月19日、中6週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の文月特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（15戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のミサトサウスに2馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

8月8日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の向日葵特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（16戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったオヤビンにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

9月8日、中3週で迎えた26戦目は、爽秋特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（17戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のトーセンビーナスに4馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

6歳（2012年）

2月14日、約5か月半の休養明けで迎えた27戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、アメジスト賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた28戦目は、陽春賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた29戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般B3四 C1四（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた30戦目は、ポインタース賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた31戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1800m 雨/良）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

7歳（2013年）

1月23日、約8か月半の休養明けで迎えた32戦目は、赤嶺亮騎手を鞍上に迎えて、一般C1五 C2四（大井ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

2月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤嶺亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

2月19日、中1週で馬体重を前走からさらに13kg減らして迎えた34戦目は、一般C1六 C2四（大井ダート1500m 内回り雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤嶺亮騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1六 C2四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤嶺亮騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。