ハーバーグレイス（1987年生、母ハーバーシュウホウ）

ハーバーグレイス（1987年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のルドウターブル（当時9歳）と交配したハーバーシュウホウが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハーバー牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着2回、中央障害12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

佐々木猛厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

2月25日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

9月29日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のツジノコインに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月20日、中2週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた6戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では稟性の闘争心でゴールまでタレずに走り切り、4着に入り込んだ。

12月22日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

4歳（1991年）

1月13日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったシルクバードにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

2月2日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下の北方特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は横田吉光騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず3着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で横田吉光騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下の企救丘特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で横田吉光騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

7月6日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の中ノ岳特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（9戦1勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（10戦1勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月22日、中2週で迎えた18戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したアイドルキングにクビ差届かず2着となった。

11月2日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（11戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（12戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

5歳（1992年）

1月6日、中1週で迎えた23戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（13戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

6月21日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦堅治騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で三浦堅治騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で三浦堅治騎手（4戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のヒートウェイブに半馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

10月11日、中2週で迎えた30戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で三浦堅治騎手（5戦1勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月22日、中5週で迎えた31戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で三浦堅治騎手（6戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた32戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で三浦堅治騎手（7戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったロンゲットから半馬身差の2着となった。

6歳（1993年）

1月5日、中2週で迎えた33戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月4日、約11か月の休み明けで迎えた34戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は三浦堅治騎手（8戦1勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

7歳（1994年）

1月6日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（9戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月14日、約7か月半の休み明けで迎えた36戦目は、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦堅治騎手（10戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったオンワードニキータから約13馬身差の2着となった。