マキナガラージュ（2015年生、母マザーズウィッシュ）

マキナガラージュ（2015年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ダンスミュージックの一種＋ダンスミュージックの一種」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤオーラ（当時11歳）と交配したマザーズウィッシュが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中村弘昭。主な勝ち鞍は2018年のりんどう賞(C1)。

経歴

デビュー前

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

12月9日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は400kg。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたベルガド決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

3歳（2018年）

2月10日、中8週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、6着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5月5日、中8週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて15着に敗れた。

6月30日、中7週で迎えた5戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

8月8日、中5週で迎えた6戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のデルマミモザに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月30日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキュアホリデーに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月21日、中2週で迎えた8戦目は、りんどう賞（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のコスモカンプに1馬身1/4の差をつけてファンの期待に応えた。

11月10日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の相馬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

12月16日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の桑名特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。

4歳（2019年）

2月16日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

4月19日、中8週で迎えた12戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般B9（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4月26日、連闘で迎えた13戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた14戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた15戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

7月5日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦3勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた17戦目は、のんじゃえ丹波特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（4戦3勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上B2（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（5戦3勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた19戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したエイシンシエルを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月11日、中2週で迎えた20戦目は、ナイター競馬女子会特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（6戦3勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

5歳（2020年）

1月3日、中5週で迎えた23戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、七福神賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のエリーアワードに1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

2月2日、中3週で迎えた24戦目は、節分賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた25戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C1-3（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C1-4（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったマエガミに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月11日、中1週で迎えた29戦目は、さがけいば最終レースは19時台3（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた30戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、4着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた31戦目は、長崎街道木屋瀬宿特選（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた32戦目は、長崎街道飯塚宿特選（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた33戦目は、パール特選（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた34戦目は、さがけいば最終レースは19時台（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

2020年6月22日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。