ニホンピロフィート（2013年生、母ニホンピロビオラ）

ニホンピロフィート（2013年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋手柄、偉業」。毛色は栗毛。種牡馬のカネヒキリ（当時11歳）と交配したニホンピロビオラが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）友田牧場。主な勝ち鞍は2017年の春風賞(一般B1二)。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

3月19日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

6月5日、中5週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

8月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から21kg増やして迎えた5戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、3歳B10（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月11日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた6戦目は、3歳B10（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジージトガンカイに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた7戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ショショットに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、一般C2八（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヤマカツリーダーをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月8日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンローズピンクに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月27日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1八（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシュガーラブに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月13日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ジージトガンカイに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中0週で迎えた13戦目は、蛭子能収展「新春えびすリアリズム」杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシュガーラブに9馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2017年）

1月20日、中3週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた14戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、アルファジェイドに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は中島龍也騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

3月2日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリリスモに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月23日、中2週で迎えた17戦目は、一般B2四（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のアルファジェイドに3馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

4月3日、中1週で迎えた18戦目は、春風賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルールゴールドに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月19日、約5か月半の休み明けで迎えた19戦目は、秋常山古墳まつり特別（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた20戦目は、いしかわスイーツ博賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた22戦目は、「e-SHINBUN×競馬ホクリク」杯（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

11月21日、連闘で迎えた23戦目は、小林正博41歳誕生日記念（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（9戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2三（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉原寛人騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で吉原寛人騎手（11戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のミリノカイザーに1馬身半の差をつけて8勝目を獲得した。

5歳（2018年）

1月24日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた26戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1600m 雪/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり6着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた27戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。

2月21日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた28戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、プレシャスムーンに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月7日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた29戦目は、一般A4 B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

3月20日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた30戦目は、クロッカス賞（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた31戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ワンダフルキングスに交わされて3馬身差の2着となった。

4月25日、中2週で迎えた32戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた33戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

10月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。