アールセピアカラー（2008年生、母トーシンチャーム）

アールセピアカラー（2008年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時9歳）と交配したトーシンチャームが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新井弘幸。戦績は、地方23戦10勝2着7回。主な勝ち鞍は2013年の春分の日特別(一般A3 B1 ハンデ)。

経歴

デビュー前

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

3歳（2011年）

4月28日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、3歳（浦和ダート1300m 晴/稍重）に出走。馬体重は468kg。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のタンタロスに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月1日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（浦和ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフェイススカイに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月29日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のイクノファイトに3馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

7月12日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦のフォーチュネイトルピナス特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のゆうがお特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦3勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したダークリバースを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

8月16日、中1週で迎えた6戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ハチマンタロウに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2012年）

1月1日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、初日の出特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハードパワーに1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

2月2日、中4週で迎えた8戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、福寿草特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、サウンドボーイに交わされて3馬身差の2着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた9戦目は、春告草特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のミヤサンライダーに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月23日、中3週で迎えた10戦目は、沈丁花特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンセットバラッドに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月24日、中4週で迎えた11戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月30日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の雁坂特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたトムトム決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

7月2日、中4週で迎えた13戦目は、平塚市特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったハードパワーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の文月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のレッカに2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

11月20日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた16戦目は、師走特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（6戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキタサンキングオーを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5歳（2013年）

1月16日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の新春特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（7戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったキョウエイロブストに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月13日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の梅見月特別（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで突き抜け、最後は2着のサチノプレンティに4馬身の差をつけて9勝目をマークした。

3月20日、中4週で迎えた19戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の春分の日特別（浦和ダート1900m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のビービーガザリアスに1馬身の差をつけて10勝目を達成した。

5月3日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の憲法記念日特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（9戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タテヤマキセキに半馬身交わされて2着に敗北した。

6歳（2014年）

7月16日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた21戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のしらこばと賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の葉月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7歳（2015年）

1月8日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた23戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の睦月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。