ププッピドゥ（2016年生、母ケイティクラシー）

ププッピドゥ（2016年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「満足できない(俗語)。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時11歳）と交配したケイティクラシーが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はモトスファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上2勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、モトスファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、岡浩二によって324万円で落札された。

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

6月23日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

7月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のピクシーメイデンをクビ差振り切って初白星を挙げた。

9月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた4戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のサルサレイアをクビ差振り切って2勝目をゲットした。

4歳（2020年）

2月22日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

4月5日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

8月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの浦佐特別（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

10月18日、中8週で迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のサノハニーに4馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

11月8日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスの錦秋ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの姫路ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

5歳（2021年）

2月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの遠江ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスの中京スポーツ杯（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

6月12日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの清洲ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月27日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスの花のみちステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

9月26日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの桶狭間ステークス（中京ダート1400m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は亀田温心騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた18戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの播州ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのトルマリンステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

2021年10月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。