カッスルキング（1986年生、母ニツソウセダン）

カッスルキング（1986年6月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハギノカムイオー（当時7歳）と交配したニツソウセダンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、中央平地16戦4勝、地方38戦4勝2着4回。1990年のやまびこステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

野平富久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

2月26日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミラクルレディに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月25日、中3週で迎えた2戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のセノエタカマルに3馬身半の差をつけて2勝目をゲットした。

4月15日、中2週で迎えた3戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

6月11日、中7週で迎えた4戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 小雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のナスノローランに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月23日、約6か月半の休養明けで迎えた5戦目は、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

4歳（1990年）

1月13日、中2週で迎えた6戦目は、ハンデ戦のジャニュアリーステークス（中山芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋行騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた7戦目は、バレンタインステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦の内外タイムス杯（中山芝2000m 小雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月31日、中3週で迎えた9戦目は、船橋ステークス（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋行騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた10戦目は、やまびこステークス（福島芝1800m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴崎勇騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレディゴシップを別次元の末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

5月13日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（福島芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（3戦2勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデG3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柴崎勇騎手（4戦2勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい最後はアクアビットと並んで10着同着となった。

7月22日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンの朱鷺ステークス（新潟芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柴崎勇騎手（5戦2勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の新潟日報賞（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴崎勇騎手（6戦2勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

9月22日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、ハンデ戦のセプテンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴崎勇騎手（7戦2勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

5歳（1991年）

1月19日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、アレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴崎勇騎手（8戦2勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

6歳（1992年）

4月21日、約15か月半の休み明けで迎えた17戦目は、山田和久騎手を鞍上に迎えて、十勝賞（帯広ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月30日、連闘で迎えた18戦目は、一般A（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和久騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた19戦目は、摩周賞（帯広ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和久騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月21日、連闘で迎えた20戦目は、知床賞（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和久騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた21戦目は、黒岳特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和久騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた22戦目は、一般A（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山田和久騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月2日、中1週で迎えた23戦目は、旭川えぞまつ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田和久騎手（6戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた24戦目は、十勝岳特別（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田和久騎手（7戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた25戦目は、大雪特別（旭川ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で山田和久騎手（8戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のホロトウルフに半馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

8月13日、中1週で迎えた26戦目は、白雲岳特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山田和久騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた27戦目は、義経特別（札幌(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で山田和久騎手（10戦1勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のビューテーフジエスに半馬身の差をつけて6勝目を収める

9月3日、連闘で迎えた28戦目は、宮の森特別（札幌(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で山田和久騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったビューテーフジエスから1馬身半差の2着に敗北した。

9月15日、中1週で迎えた29戦目は、岩見沢えぞまつ特別（岩見沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山田和久騎手（12戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月24日、連闘で迎えた30戦目は、桂沢湖特別（岩見沢ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で山田和久騎手（13戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた31戦目は、紅葉山特別（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で山田和久騎手（14戦2勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったカツヒカルから2馬身差の2着となった。

10月15日、連闘で迎えた32戦目は、金杯（岩見沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で山田和久騎手（15戦2勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

7歳（1993年）

4月22日、約6か月半の休養明けで迎えた33戦目は、十勝特別（帯広ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で山田和久騎手（16戦2勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月5日、中1週で迎えた34戦目は、佐々木一夫騎手を鞍上に迎えて、瑞穂賞（帯広ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた35戦目は、摩周湖特別（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山田和久騎手（17戦2勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた36戦目は、美唄特別（岩見沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和久騎手（18戦2勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた37戦目は、一般A（岩見沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和久騎手（19戦2勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた38戦目は、天野貢騎手を鞍上に迎えて、桂沢湖特別（岩見沢ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた39戦目は、一般A（岩見沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山田和久騎手（20戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた40戦目は、層雲峡特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和久騎手（21戦2勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた41戦目は、ステイヤーズカップ（旭川ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和久騎手（22戦2勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた42戦目は、羊ケ丘特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和久騎手（23戦2勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた43戦目は、一般A（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和久騎手（24戦2勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた44戦目は、ニッポンハム特別（札幌(地)ダート1100m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田和久騎手（25戦2勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月30日、連闘で迎えた45戦目は、羊蹄山特別（札幌(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山田和久騎手（26戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた46戦目は、カートピアジャンボ特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田和久騎手（27戦2勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月27日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた47戦目は、山北隆士騎手を鞍上に迎えて、一般A1（高知ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のシクレノンブルースに半馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

12月5日、連闘で迎えた48戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったイシノサコンからクビ差の2着に甘んじた。

12月26日、中2週で迎えた49戦目は、今村賢治騎手を鞍上に迎えて、一般A1（高知ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったシクレノンブルースから2馬身差の2着となった。

8歳（1994年）

1月16日、中2週で迎えた50戦目は、田中守騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた51戦目は、一般A1（高知ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山北隆士騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のセントスクイズに2馬身半の差をつけて8勝目を手に入れた。

6月4日、約4か月の休養明けで迎えた52戦目は、一般A1（高知ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山北隆士騎手（2戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

9歳（1995年）

4月23日、約11か月の休養明けで迎えた53戦目は、一般B1（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は田中守騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月3日、中0週で迎えた54戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般B1（高知ダート1600m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。