ヒシハッピー（1999年生、母ハッピーマウンテン）

ヒシハッピー（1999年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヒシアケボノ（当時7歳）と交配したハッピーマウンテンが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）青南ムラカミファーム。戦績は、中央平地11戦0勝2着4回、地方14戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の一般B4。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村上勝治から「八戸市場サラブレッド2歳」に上場され、阿部雅一郎によって745.5万円で落札された。

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

3月16日、デビュー戦は伊藤直人騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

5月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたウォーブライド決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月7日、中1週で迎えた7戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 小雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったケイアイランボーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のマイア特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったライプフルーツから2馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳戦のハマナス特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、勝ったパワフルスズカに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したスターペスキサコにクビ差届かず2着に惜敗した。

4歳（2003年）

7月1日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のイージーイージーに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月5日、中4週で迎えた15戦目は、カンナ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた16戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったコトブキペガサスから3/4馬身差の2着に敗北した。

9月8日、中1週で迎えた17戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた18戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムアラシに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月6日、中1週で迎えた19戦目は、コスモス特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月5日、中3週で迎えた20戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、ぎょしゃ座特別（大井ダート1590m 内回り雨/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた21戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（大井ダート1190m 曇/重）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

12月30日、中4週で迎えた22戦目は、フロイデ賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

5歳（2004年）

1月6日、連闘で迎えた23戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた25戦目は、市村誠騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。