グランプリクン（1994年生、母クリスシルバー）

グランプリクン（1994年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のテユーター（当時9歳）と交配したクリスシルバーが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はホウセイ牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方24戦6勝2着2回。1997年のスーパーダートダービー(G2)で2着に入った他、1998年の金盃(ハンデ地方重賞)に勝利する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

野口孝厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（1996年）

8月20日、デビュー戦は莅戸高次騎手を鞍上に据えて、3歳（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は459kg。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のトミノリズムに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月24日、中4週で迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトチノウィナーに3馬身の差をつけて制した。

10月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の秋駒特別一（浦和ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のミサトプロフィットに1馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

11月15日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦の青雲賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月18日、中4週で迎えた5戦目は、2歳戦の全日本3歳優駿（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（1997年）

1月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシルバーアクトに1馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

3月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の雲取賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月29日、中5週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月4日、中4週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の東京王冠賞（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったサプライズパワーから1馬身半差の2着となった。

7月10日、中4週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で見沢譲治騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月8日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳地方重賞の埼玉新聞杯（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヘンリーフォンテンに3馬身の差をつけて5勝目を手にした。

11月5日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のゴールドカップ（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた13戦目は、3歳G2のスーパーダートダービー（大井ダート2000m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（7戦4勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウモトナリからクビ差の2着に惜敗した。

4歳（1998年）

3月11日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（8戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエムジーサイクロンに1馬身半の差をつけて6勝目を手中に収めた。

4月16日、中4週で迎えた15戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

12月30日、約8か月半の休養明けで迎えた16戦目は、地方重賞の埼玉新聞杯（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

5歳（1999年）

2月3日、中4週で迎えた17戦目は、G1の川崎記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は見沢譲治騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（6戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた19戦目は、G3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（10戦5勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた20戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、灘ステークス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、リードを5馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

8月17日、中5週で迎えた21戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、G3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた22戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、キーンランドカップ（札幌芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

6歳（2000年）

4月26日、約8か月の休養明けで迎えた23戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1800m 雨/重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた24戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で仙道光男騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

12月4日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、’00かちどき賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず15着に終わった。

7歳（2001年）

5月30日、約6か月の休養明けで迎えた26戦目は、G3のかしわ記念（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。