モエレヘイセイ（2005年生、母エヌケーショウワ）

モエレヘイセイ（2005年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋平成」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時8歳）と交配したエヌケーショウワが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は松本牧場（三石）。戦績は、中央平地7戦0勝、中央障害1戦0勝、地方31戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年のアタックチャレンジ。

経歴

デビュー前

2歳のとき、中村和夫から「ホッカイドウ競馬トレーディングセールサラブレッド競走馬」に上場されたが主取りとなった。

黒川武厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2007年）

7月4日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月31日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドセレスをハナ差制して初白星を挙げた。

8月14日、中1週で迎えた3戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた4戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

9月25日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のコンフィダントに3/4馬身の差をつけて2勝目を収める

10月9日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のホッカイドウ競馬三石ファンクラブ特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は川島雅人騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた9戦目は、2歳（札幌(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

3歳（2008年）

1月5日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

2月24日、連闘で迎えた13戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

9月28日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

12月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は草野太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

4歳（2009年）

1月11日、中3週で迎えた16戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

3月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。14着に終わった。

7月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C4-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた19戦目は、室蘭地球岬特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったケーティングクインに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月4日、中1週で迎えた20戦目は、日高山岳ビラパーク特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた21戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、優駿の里安平町「カマンベールチーズ」特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリモダンサーを次元の違う末脚で半馬身差し切って久々に美酒を浴びた。

9月16日、中3週で迎えた22戦目は、JA平取町ニシパの恋人特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた23戦目は、ソメスサドル特別（門別ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月14日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、イーグルカフェ賞（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

10月28日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた25戦目は、みんなあったかホクレン灯油特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったバンブーレブルーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月11日、中1週で迎えた26戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、アドマイヤボス賞（門別ダート2000m 曇/重）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ライネスゴルトに交わされて4馬身差の2着となった。

5歳（2010年）

4月29日、約5か月半の休み明けで迎えた27戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー2（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のフェニックスハートに1馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

5月19日、中2週で迎えた28戦目は、八重桜特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた29戦目は、浦河ゴールデンゴッド特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた30戦目は、アルゴル特別（門別ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したリリーオブザバリーにハナ差届かず2着に甘んじた。

6月29日、中1週で迎えた31戦目は、カノープス特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテンシノオクリモノをハナ差振り切って5勝目を挙げた。

7月27日、中3週で迎えた32戦目は、コールサック特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

12月7日、約4か月半の休み明けで迎えた33戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた34戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

12月29日、連闘で迎えた35戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、葉牡丹賞（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

6歳（2011年）

1月1日、連闘で迎えた36戦目は、初日の出特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本茜騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

1月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、「海苔の日」記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤原良一騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月10日、中1週で迎えた38戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた39戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、一般B7（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。