プリモダンサー（2005年生、母チーター）

プリモダンサー（2005年2月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「最上級＋ダンサー」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時6歳）と交配したチーターが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方15戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年のJA平取町ニシパの恋人特別(一般C2-1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ホースバンクから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、ホースバンクから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

8月9日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

10月9日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったプリンセスパピイからクビ差の2着に甘んじた。

10月16日、連闘で迎えた4戦目は、一般D3-2（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のジョに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月28日、中1週で迎えた5戦目は、一般D2-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

11月5日、連闘で迎えた6戦目は、ホテル四季の風賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、グリッターカーラに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた7戦目は、一般D2-1（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

4歳（2009年）

5月21日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、一般D3-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた9戦目は、一般D2-1（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた10戦目は、一般D2-2（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で桑村真明騎手（7戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアンジュポケットに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、せせらぎの里日高町賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で桑村真明騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

7月15日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、一般D2-2（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で桑村真明騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、リードを5馬身以上確保して、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のライネスゴルトに1馬身の差をつけて優勝

7月28日、中1週で迎えた13戦目は、一般D2-1（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で桑村真明騎手（10戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のバンブーレブルーに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月5日、連闘で迎えた14戦目は、厚賀森林公園特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で桑村真明騎手（11戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のハングオンをハナ差振り切って制した。

8月18日、中1週で迎えた15戦目は、優駿の里安平町「カマンベールチーズ」特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で桑村真明騎手（12戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、モエレヘイセイに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月1日、中1週で迎えた16戦目は、優駿の里北海道安平町「黒大豆」特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で桑村真明騎手（13戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のバンブーレブルーに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月16日、中1週で迎えた17戦目は、JA平取町ニシパの恋人特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で桑村真明騎手（14戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のメイプルビクトリアを3/4馬身振り切ってファンの支持に応えた。