ペイシャフラワー（2020年生、母ペイシャフローレス）

ペイシャフラワー（2020年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+花。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のニシケンモノノフ（当時9歳）と交配したペイシャフローレスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は友田牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

高橋康之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月16日、デビュー戦は永島まなみ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は454kg。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

8月13日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したトールキンを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

9月11日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で永島まなみ騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、伸びてきたロードスパイラル決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2023年）

1月29日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で永島まなみ騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

2月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で永島まなみ騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3月26日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で永島まなみ騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミヤジレガリアに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

5月6日、中5週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

6月17日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスのタイランドカップ（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（7戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島まなみ騎手（8戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のアンフィニドールに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月30日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で永島まなみ騎手（9戦2勝）。17頭立ての4番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

11月19日、中4週で迎えた13戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい15着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの中京日経賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（10戦2勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

4歳（2024年）

1月14日、中5週で迎えた15戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（11戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のムーンリットナイトを半馬身振り切って勝利をモノにする

3月16日、中6週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの豊橋ステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（12戦3勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムキタサンブラックカップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島まなみ騎手（13戦3勝）。17頭立ての13番人気で大外17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で永島まなみ騎手（14戦3勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず12着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスのパールステークス（京都芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

8月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

9月15日、中5週で迎えた22戦目は、3歳以上3勝クラスの納屋橋ステークス（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（15戦3勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のサクセスアイに1馬身半の差をつけて4勝目をゲットした。

10月27日、中5週で迎えた23戦目は、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（16戦4勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。