キョウエイビギン（1987年生、母オカノサム）

キョウエイビギン（1987年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のイエローゴツド（当時20歳）と交配したオカノサムが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着3回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

2月4日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。馬体重は540kg。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月13日、約8か月半の休養明けで迎えた2戦目は、出口明見騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で出口明見騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

11月11日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で出口明見騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、勝ったスリーリゾームに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月1日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で出口明見騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で出口明見騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、ビッグウェンズデーに半馬身交わされて2着となった。

12月16日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

4歳（1991年）

2月2日、中6週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は出口明見騎手（5戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で出口明見騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、シンプレジデントに3/4馬身交わされて2着となった。

2月24日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で出口明見騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

3月2日、連闘で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で出口明見騎手（8戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のエイシンフェイバーを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月16日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下の企救丘特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で出口明見騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて5着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で出口明見騎手（10戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

4月7日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に敗れた。

9月29日、約6か月の休養明けで迎えた15戦目は、脇本一幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた16戦目は、石川綱夫騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月5日、中5週で迎えた17戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川綱夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川綱夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（1992年）

1月9日、中2週で迎えた19戦目は、西村正明騎手を鞍上に迎えて、石神井特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2三（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は石川綱夫騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。4着を確保した。

2月3日、中1週で迎えた21戦目は、梅見月特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川綱夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。