サウスジェラート（2018年生、母サクラフルーレ）

サウスジェラート（2018年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部+イタリアの氷菓」。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時22歳）と交配したサクラフルーレが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡牧場。主な勝ち鞍は2021年のモクレン特別( 牝)。

経歴

デビュー前

佐々木国明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

8月27日、デビュー戦は亀井洋司騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、バリチューロに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦のホクレン「くるるの杜」賞（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアイエススターを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

12月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマノプリティーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて制した。

3歳（2021年）

3月17日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、フクロウバトアルゴにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4月9日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦のミモザ賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったモリノオーシャンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月7日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦のモクレン特別（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のバチスカーフに1馬身の差をつけて3勝目を収める

9月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた7戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた8戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

12月4日、中8週で迎えた9戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鹿島特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

12月19日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの舞浜特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

4歳（2022年）

2月19日、中8週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの大濠特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて18着に終わった。

3月27日、中4週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

5月24日、中7週で迎えた13戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、’22メトロポリタンメイカップ（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月31日、中9週で迎えた14戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヴァガボンドに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月18日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの舞浜特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では賦性の闘志でゴールまで頑張り、5着を確保した。

5歳（2023年）

1月5日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

2月25日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

8月26日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

9月30日、中4週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた19戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

11月19日、中6週で迎えた20戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月16日、中3週で迎えた21戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの舞浜特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスのベストウィッシュカップ（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

6歳（2024年）

3月31日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

5月5日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラスの日吉特別（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

6月1日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

8月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの岩室温泉特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた28戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

2024年9月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。