スマートアペックス（2017年生、母スマートムービー）

スマートアペックス（2017年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+絶頂、極致」。毛色は青鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時16歳）と交配したスマートムービーが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は株式会社スマート。2021年の阪神スプリングジャンプ(JG2)で2着に入った他、2021年の東京ジャンプステークス(JG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

7月14日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は442kg。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったダンツウィザードに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月28日、中1週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヒメサマにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた3戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月13日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/重）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3歳（2020年）

1月26日、中9週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5月2日、中5週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハルハアケボノを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月7日、中4週で迎えた12戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月11日、中4週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックワンダーから1馬身1/4差の2着となった。

8月23日、中5週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のアドマイヤアゼリに1馬身3/4の差をつけて2勝目を収める

9月26日、中4週で迎えた15戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったビッグスモーキーから1馬身1/4差の2着となった。

10月24日、中3週で迎えた16戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったスマートボムシェルからクビ差の2着に甘んじた。

11月21日、中3週で迎えた17戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月12日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウハニーに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2021年）

1月9日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマサハヤドリームに7馬身の差をつけて4勝目をマークした。

3月13日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた20戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で中村将之騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウダッサイから7馬身差の2着に敗北した。

4月17日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で中村将之騎手（7戦3勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた22戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（中京障害芝3900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中村将之騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月26日、中5週で迎えた23戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で中村将之騎手（9戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のホッコーメヴィウスをハナ差制して重賞ウィナーの称号を手に入れた。

5歳（2022年）

9月24日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で中村将之騎手（10戦4勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

10月16日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた25戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で中村将之騎手（11戦4勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月12日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた26戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で中村将之騎手（12戦4勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。

6歳（2023年）

1月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、牛若丸ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 雪/重）に出走。鞍上は11戦連続で中村将之騎手（13戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月18日、中6週で迎えた28戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で中村将之騎手（14戦4勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。5着を確保した。

4月15日、中3週で迎えた29戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り雨/重）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は13戦連続で中村将之騎手（15戦4勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

2023年4月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。