ビッグスモーキー（2015年生、母スモークンフローリック）

ビッグスモーキー（2015年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「米国ネバダ州にある渓谷名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時14歳）と交配したスモークンフローリックが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2018年の兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)で2着に入った他、2018年のレパードステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額5,000万円（125万×40口）で一口馬主が募集された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

8月13日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は542kg。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったルヴァンスレーヴに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月9日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったブルベアジネンジョに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイセイビスタに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月18日、中7週で迎えた4戦目は、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るサージュミノルを上がり3位の末脚で半馬身差し切って2勝目を掴み取った。

12月13日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

3歳（2018年）

2月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

3月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

5月3日、中6週で迎えた8戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、テーオーエナジーに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

7月14日、中9週で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月23日、中6週で迎えた11戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

12月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の堺ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

4歳（2019年）

1月6日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

2月23日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の尼崎ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

4月21日、中7週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の桃山ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

5月26日、中4週で迎えた16戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の東大路ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

6月16日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの灘ステークス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

11月17日、約5か月の休み明けで迎えた18戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（2020年）

1月26日、中6週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったコウキチョウサンから5馬身差の2着に敗北した。

2月15日、中2週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で白浜雄造騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマサハヤドリームに6馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

4月11日、中7週で迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で白浜雄造騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で白浜雄造騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったシゲルピーマンから2馬身差の2着に敗北した。

8月15日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で白浜雄造騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で白浜雄造騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた26戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のスマートアペックスに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

11月14日、中6週で迎えた27戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月26日、中5週で迎えた28戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6歳（2021年）

3月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月26日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月23日、約4か月の休み明けで迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は植野貴也騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた32戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（2022年）

2月26日、約3か月半の休養明けで迎えた33戦目は、春麗ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

2022年7月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。