コスモジャイロ（2005年生、母Sweeping Hours）

コスモジャイロ（2005年4月28日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ジャイロボールより」。毛色は栗毛。種牡馬のMacho Uno（当時7歳）と交配したSweeping Hoursが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地24戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

10歳のとき、ビッグレッドファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、大北牧場によって97.2万円で落札された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

8月26日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。17頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のエーシンエイホープに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月13日、中2週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

3歳（2008年）

2月11日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で船曳文士騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで踏ん張ったが、リマレックスに半馬身交わされて2着となった。

3月15日、中1週で迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり18着に終わった。

4月20日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は船曳文士騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で船曳文士騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

7月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月23日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた13戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

11月9日、中6週で迎えた14戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の赤湯特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

11月22日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

4歳（2009年）

1月17日、中7週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた16戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく16着に終わった。

6月21日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた17戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

7月11日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したショウナンダンクにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月8日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

9月19日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の小千谷特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

9月26日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

10月25日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

5歳（2010年）

2月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた23戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

5月16日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。