マイネルスカイ（2015年生、母マイネシャローナ）

マイネルスカイ（2015年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋空」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時15歳）と交配したマイネシャローナが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。2019年のかきつばた賞(一般)で2着に入った他、2019年の桂樹杯(一般)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額4,000万円（40万×100口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

12月10日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

3歳（2018年）

3月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3月25日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

6月23日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロゼフェニックスに交わされて2馬身差の2着となった。

7月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月24日、中6週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゲートウェイアーチにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月8日、中1週で迎えた8戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、盛岡愛馬の会賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアールビットを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマイネルレハイムに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた10戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、いろはす賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

12月2日、中3週で迎えた11戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、錦秋湖賞（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランフルールに約10馬身の大差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2019年）

1月19日、中6週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた13戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

3月27日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュノ賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したニホンピロマドンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月6日、中0週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

5月3日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた16戦目は、ブッシュローズ賞（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノットオンリーを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月13日、中0週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、アンタレス賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた18戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、かきつばた賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったコスモリョウゲツをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

6月18日、中1週で迎えた19戦目は、夏至特別（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のセンティグレードに1馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

7月1日、中1週で迎えた20戦目は、深緑特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったセンティグレードにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中3週で迎えた21戦目は、M2のせきれい賞（エスポワールシチー賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた22戦目は、桂樹杯（盛岡芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた23戦目は、仲秋特別（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた24戦目は、M1の岩手県知事杯OROカップ（モンテオープン（盛岡芝1700m 小雨/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦2勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた25戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、寒露特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた26戦目は、OROターフ特別（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5歳（2020年）

2月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた27戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、梅見月賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた28戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、雁帰月賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた29戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、恵風賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた30戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、桃月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた31戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、春暖賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロードザナドゥに2馬身の差をつけて優勝