スペリオルシチー（2014年生、母ハタノボニート）

スペリオルシチー（2014年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「優位の、上位の＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時7歳）と交配したハタノボニートが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は有限会社グッドラック・ファーム。主な勝ち鞍は2018年の伊勢特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グッドラック・ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、友駿ホースクラブによって1,101.6万円で落札された。

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,700万円（3.4万×500口）で一口馬主が募集された。

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

11月12日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は456kg。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2017年）

1月5日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

2月26日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

4月22日、中7週で迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月30日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキャプテンルフィを次元の違う末脚で交わし去り、最後は約11馬身の大差をつけて未勝利戦を制した。

8月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったワイルドカードにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイセイストームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて順当に勝利した。

12月3日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のチバテレ杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

4歳（2018年）

1月7日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の舞鶴特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（4戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

3月17日、中5週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のラバピエスをクビ差振り切って優勝

5月20日、中8週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（6戦3勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

7月21日、中8週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の駒場特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（7戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったツクバクロオーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた15戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

9月8日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の鋸山特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

9月22日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（8戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

5歳（2019年）

3月9日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

5月11日、中5週で迎えた21戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中ノ岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月6日、中7週で迎えた22戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの濃尾特別（中京ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のワンダーウマスをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

8月11日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上3勝クラスの柳都ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（6戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

10月19日、中9週で迎えた24戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの赤富士ステークス（東京ダート2100m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

12月21日、中8週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの摩耶ステークス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

6歳（2020年）

2月22日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

4月12日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた27戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの梅田ステークス（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

5月31日、中6週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのむらさき賞（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石川裕紀人騎手（7戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

8月5日、中8週で迎えた29戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の千葉日報賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、最後はマルヒロナッツオーと並んで4着同着となった。

10月2日、中7週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の神無月特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

10月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、しらこばと賞（浦和ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口達弥騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた32戦目は、ドリームナイト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口達弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

7歳（2021年）

6月10日、約7か月の休養明けで迎えた33戦目は、ジューン賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口達弥騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。