ヒカリノツバサ（1997年生、母マツユキソウ）

ヒカリノツバサ（1997年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のポリッシュネイビー（当時13歳）と交配したマツユキソウが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方21戦1勝2着4回。1999年のサマーチャレンジ4で2着に入った他、1999年の栄冠賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、石田牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

伊藤靖則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1999年）

5月18日、デビュー戦は竹内仁志騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったチトセダンサーからアタマ差の2着となった。

5月27日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹内仁志騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のヘリオスヤマトをクビ差制して初勝利を挙げた。

7月1日、中4週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹内仁志騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

8月4日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジ4（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹内仁志騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったナックオンウッドから4馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中2週で迎えた5戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

9月16日、中2週で迎えた6戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡島玉一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

3歳（2000年）

1月2日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳地方重賞のヤングチャレンジカップ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は竹内仁志騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月12日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、遠藤茂騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の山吹特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

11月2日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から41kg増やして迎えた10戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の白菊特別（大井ダート1700m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の野菊特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた12戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のピラカンサ特別（大井ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

4歳（2001年）

6月23日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（大井ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2七八九（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、フォージドスペリアにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月21日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2五（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場直之騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場直之騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったマルゼンウイナーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中2週で迎えた17戦目は、晩夏特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場直之騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた18戦目は、秋分特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で的場直之騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

5歳（2002年）

3月8日、約5か月半の休養明けで迎えた19戦目は、一般C2十（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場直之騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2六七（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場直之騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2七八（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場直之騎手（8戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2八（大井ダート1590m 内回り雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で的場直之騎手（9戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。