ジルダ（2012年生、母エアデジャヴー）

ジルダ（2012年2月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「オペラ『リゴレット』の娘の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時12歳）と交配したエアデジャヴーが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地20戦3勝。2015年のエルフィンステークス(オープン牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、金子真人ホールディングスによって3,255万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

12月7日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。17頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のミッキークイーンを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2015年）

1月18日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた3戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月8日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアズマクィーンに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月5日、中3週で迎えた5戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

5月17日、中5週で迎えた6戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に敗れた。

7月25日、中9週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の知多特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のホッコーアムールをハナ差振り切って3勝目をマークした。

9月21日、中7週で迎えた8戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の仲秋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

11月29日、中9週で迎えた9戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の醍醐ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた10戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

4歳（2016年）

5月28日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦2勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず16着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に敗れた。

12月3日、約6か月の休養明けで迎えた13戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた14戦目は、M.バルザローナ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

5歳（2017年）

1月14日、中3週で迎えた15戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

3月26日、中9週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

7月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の有松特別（中京芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた18戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月26日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

6歳（2018年）

1月13日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。