ウチュウノキセキ（1995年生、母ガストロノミー）

ウチュウノキセキ（1995年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリファーズウィッシュ（当時19歳）と交配したガストロノミーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）吉田ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝、中央障害19戦2勝2着1回。1999年のイルミネーションジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で2着に入った他、1999年の豊国ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

7月6日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。5頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

3歳（1998年）

1月18日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

2月8日、連闘で迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のケンザゴールドを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月15日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の布引特別（阪神芝2500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

11月1日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた12戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた13戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマチカネマドノユキに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月19日、中1週で迎えた14戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は古小路重男騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

4歳（1999年）

1月30日、中5週で迎えた15戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。14着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた16戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で藤井正輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた17戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で藤井正輝騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月6日、連闘で迎えた18戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

3月20日、中1週で迎えた19戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（中山障害芝3210m 小雨/重）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のシャドウクリークに半馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

4月17日、中3週で迎えた20戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝3170m 晴/良）に出走。鞍上は嘉堂信雄騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた21戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で嘉堂信雄騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月7日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で嘉堂信雄騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月14日、連闘で迎えた24戦目は、豊国ジャンプステークス（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で嘉堂信雄騎手（5戦1勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で嘉堂信雄騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月19日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた26戦目は、ナッキージャンプステークス（中山障害芝3030m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で嘉堂信雄騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月25日、連闘で迎えた27戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3170m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で嘉堂信雄騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月4日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は林満明騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンライトストームから2馬身差の2着となった。

12月18日、中1週で迎えた29戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。12着に敗れた。