シャドウクリーク（1993年生、母アイリッシュシャドウ）

シャドウクリーク（1993年3月25日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時6歳）と交配したアイリッシュシャドウが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）新井牧場。戦績は、中央平地22戦6勝2着4回、中央障害11戦1勝2着2回。1998年のフェブラリーステークス(G1)で3着に入った他、1997年のシリウスステークス(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

8月17日、デビュー戦は坂本勝美騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るオースミシェンカーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月1日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

9月8日、連闘で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミッドスプリングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて優勝

11月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のニッポータキオンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月8日、中1週で迎えた5戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、元町ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のターボインパルスをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

4歳（1997年）

1月26日、中6週で迎えた6戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたバトルライン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月9日、中5週で迎えた7戦目は、コーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、トシヴォイスに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月19日、中5週で迎えた8戦目は、ハンデ戦でオープンのオアシスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

6月15日、中7週で迎えた9戦目は、福島競馬場スタンド改築記念バーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で橋本広喜騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホクトフィーバスを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて5勝目を手に入れた。

7月13日、中3週で迎えた10戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

10月11日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、オーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のヤシマジャパンをハナ差振り切って6勝目を挙げた。

10月25日、中1週で迎えた12戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は坂本勝美騎手（3戦2勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた13戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（6戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（7戦3勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したトーヨーレインボーに半馬身届かず2着となった。

5歳（1998年）

2月1日、中7週で迎えた15戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月11日、中9週で迎えた16戦目は、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（8戦3勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのオアシスステークス（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（9戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

7月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から28kg増やして迎えた18戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた20戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、キーンランドカップ（札幌芝1000m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したスーパーナカヤマにアタマ差届かず2着に甘んじた。

9月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（10戦3勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

10月31日、中6週で迎えた22戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 晴）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のリズムオースズカに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月15日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったリマインドシルクから5馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（1999年）

1月9日、中2週で迎えた26戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で山本康志騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた27戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

3月20日、中6週で迎えた28戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝3210m 小雨/重）に出走。鞍上は山本康志騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったウチュウノキセキから半馬身差の2着に敗北した。

5月1日、中5週で迎えた29戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた30戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月24日、中8週で迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（8戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（2000年）

11月18日、約16か月の休養明けで迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で山本康志騎手（9戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

8歳（2001年）

1月6日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた33戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で山本康志騎手（10戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。