ゴールドクイーン（2015年生、母サザンギフト）

ゴールドクイーン（2015年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「黄金+女王」。毛色は栗毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時12歳）と交配したサザンギフトが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は浦河土肥牧場。2019年のJBCレディスクラシック(牝Jpn1)で2着に入った他、2019年のかきつばた記念(ハンデJpn3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

6月17日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のヴィグラスファイアに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月12日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のレグルドールに1馬身半の差をつけて優勝

3歳（2018年）

3月11日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から24kg絞って迎えた3戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦2勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

5月6日、中7週で迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く3着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳重賞の葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のラブカンプーに1馬身1/4の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

7月15日、中6週で迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、タマモブリリアンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月19日、中4週で迎えた7戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい16着に敗れた。

10月7日、中6週で迎えた8戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（3戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた9戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月25日、中4週で迎えた10戦目は、オータムリーフステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた11戦目は、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘魂で渋太く粘り込んで、最後は2着のユラノトをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2019年）

5月1日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、ハンデJpn3のかきつばた記念（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヤマニンアンプリメに2馬身半の差をつけて2つ目の重賞タイトルを掴み取った。

7月4日、中8週で迎えた13戦目は、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（7戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

9月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、ながつきステークス（中山ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（8戦3勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のヒロシゲゴールドに5馬身の差をつけて優勝

11月4日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で古川吉洋騎手（9戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、ヤマニンアンプリメに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中4週で迎えた16戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で古川吉洋騎手（10戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

5歳（2020年）

5月27日、約5か月半の休養明けで迎えた17戦目は、Jpn2のさきたま杯（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で古川吉洋騎手（11戦4勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

7月26日、中8週で迎えた18戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で古川吉洋騎手（12戦4勝）。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。16着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデG3のテレビ西日本賞北九州記念（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で古川吉洋騎手（13戦4勝）。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい17着に終わった。

2020年12月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた20戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、ハンデJpn3の兵庫ゴールドトロフィー（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

6歳（2021年）

4月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg絞って迎えた21戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデJpn3のかきつばた記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

2021年6月2日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。