ローリングタワー（2014年生、母メイユーブルーム）

ローリングタワー（2014年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「高所作業に用いる移動式足場」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時8歳）と交配したメイユーブルームが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大道牧場。主な勝ち鞍は2017年の知床特別(500万下)。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

8月27日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は416kg。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 雨/良）に出走。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた5戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

11月19日、連闘で迎えた6戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

3歳（2017年）

1月22日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

2月18日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮し、3着に入った。

3月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒドゥンパラメータに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月1日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下の山藤賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

7月30日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた14戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 小雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のゴージャスガールに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月18日、中4週で迎えた15戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

12月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1000万下のベストウィッシュカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

4歳（2018年）

1月7日、中0週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（8戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（9戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

6月17日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた21戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の恵山特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

7月29日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の北辰特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のトーセンスーリヤに1馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

8月26日、中3週で迎えた23戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2018ワールドオールスタージョッキーズ第4戦（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

10月27日、中8週で迎えた24戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の魚沼特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた25戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の霞ヶ浦特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

5歳（2019年）

4月14日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月5日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい6着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の調布特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

6月29日、中5週で迎えた30戦目は、3歳以上2勝クラスの洞爺湖特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月4日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの藻岩山特別（札幌芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

2019年9月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。