カレンモエ（2016年生、母カレンチャン）

カレンモエ（2016年2月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+夢(ハワイ語)。夢の血統でファンに夢の様な走りを届けたい」。毛色は芦毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したカレンチャンが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2021年のオーシャンステークス(G3)で2着に入った他、2020年の京阪杯(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月10日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウウチデを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のスズカフェラリーに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

10月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳以上2勝クラス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2020年）

1月13日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上2勝クラスの乙訓特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

2月15日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヒロイックアゲンに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

8月22日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上3勝クラスの佐世保ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたフェルトベルク決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

9月26日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上3勝クラスの長篠ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のメイショウミモザに1馬身1/4の差をつけて制した。

11月29日、中8週で迎えた9戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、G3の京阪杯（阪神芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、伸びてきたフィアーノロマーノ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5歳（2021年）

3月6日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、G3の夕刊フジ賞オーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は北村友一騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったコントラチェックにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

6月13日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、G3の函館スプリントステークス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、抜け出したビアンフェにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月12日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、G2の産経賞セントウルステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

6歳（2022年）

1月30日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

2022年3月2日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。