セイヴァーベナ（2015年生、母ハートオブグリーン）

セイヴァーベナ（2015年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋花の名。花言葉は『一致団結』」。毛色は栗毛。種牡馬のアサクサキングス（当時11歳）と交配したハートオブグリーンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新井昭二。戦績は、中央平地2戦0勝、地方15戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年のアッパートライ一組。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新井昭二から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、金田成基によって226.8万円で落札された。

盛本信春厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2017年）

6月14日、デビュー戦は田中学騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は401kg。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトゥリパに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスマイルクローバーに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月18日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るミネオラチャンを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

9月21日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

10月26日、中4週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の兵庫若駒賞（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

12月31日、中8週で迎えた6戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

3歳（2018年）

1月18日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（5戦3勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中学騎手（6戦3勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（7戦3勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた10戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（8戦3勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

5月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の優駿スプリントTR（川崎ダート900m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた12戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあじさい特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の伊吹特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、セレイナに交わされて1馬身差の2着となった。

7月12日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の山開き特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のめいほう高原特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に終わった。

8月2日、連闘で迎えた16戦目は、3歳戦の富士見台高原特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で筒井勇介騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の岐阜美少女図鑑カップしろゆり賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で筒井勇介騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

4歳（2019年）

4月28日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた18戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（水沢ダート850m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた19戦目は、スプリント特別（水沢ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい5着に終わった。

6月18日、中5週で迎えた20戦目は、スプリント特別（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた21戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、M3の栗駒賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた22戦目は、M2の岩鷲賞（盛岡ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

5歳（2020年）

3月21日、約8か月半の休養明けで迎えた23戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のハニーコーンに1馬身半の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

3月30日、連闘で迎えた24戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

4月7日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2（水沢ダート850m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のエイシンスプリームをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

4月26日、中2週で迎えた26戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、IBCラジオ岩手競馬X賞（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコンチディナーをクビ差だけ差し切って順当に勝利した。

8月2日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、一般C1（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた29戦目は、田瀬湖賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1（盛岡ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のコスモローイエットに5馬身の差をつけて7勝目を収める

9月22日、連闘で迎えた31戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた32戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、ジョッキーズチャンピオンシップ第1戦（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

11月29日、中3週で迎えた34戦目は、一般B2（水沢ダート850m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。