ベイズンストリート（2016年生、母Judith Basin）
Basin Street
2016.05.14
ベイズンストリート（2016年5月14日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「ニューオーリンズにある通りの名。母名から連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のCurlin（当時12歳）と交配したJudith Basinが14歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2021年のゴールデンステッキ賞(一般B3)。
経歴
デビュー前
斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2018年）
11月24日、デビュー戦はJ.モレイラ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は552kg。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。
12月22日、中3週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したハギノオムイデアルを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。
3歳（2019年）
1月19日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。
3月10日、中6週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したグリッサードを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。
3月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。
6月22日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったシャンパンクーペにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。
7月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。
9月4日、中8週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサファイアフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。
11月15日、中9週で迎えた9戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、スポーツニッポン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルアーリーを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。
12月3日、中2週で迎えた10戦目は、冬蕨賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアルジャントゥイユを途轍もない末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。
4歳（2020年）
1月20日、中6週で迎えた11戦目は、ウェルカム2020賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。
4月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、卯月賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。
5月18日、中5週で迎えた13戦目は、さつき賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。
6月22日、中4週で迎えた14戦目は、ポートサイド賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。
7月28日、中4週で迎えた15戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、東京記念トライアル（大井ダート2400m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。
5歳（2021年）
3月10日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、ゴールデンステッキ賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るネオファルコンを上がり2位タイの末脚で半馬身差し切って休み明けの一戦を物にした。
4月14日、中4週で迎えた17戦目は、アーバンステージ卯月賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（6戦2勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。
5月17日、中4週で迎えた18戦目は、さつき賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（7戦2勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。
6月7日、中2週で迎えた19戦目は、シェリアク賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（8戦2勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。
9月18日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、爽秋賞（大井ダート2000m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。
11月1日、中5週で迎えた21戦目は、秋晴賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線に入ると、前で粘るフェードアウトを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。
12月31日、中8週で迎えた22戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、おおとり賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。
6歳（2022年）
2月8日、中5週で迎えた23戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、白富士賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
4月19日、中9週で迎えた24戦目は、アーバンステージ卯月賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。
5月23日、中4週で迎えた25戦目は、さつき賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したフェードアウトを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。
10月31日、約5か月半の休養明けで迎えた26戦目は、オフト大郷賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡村健司騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。
12月9日、中5週で迎えた27戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は張田昂騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。
7歳（2023年）
1月19日、中5週で迎えた28戦目は、ビックスバイト2200（船橋ダート2200m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（9戦2勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るニャンチンノンを猛烈な末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
2月8日、中2週で迎えた29戦目は、ルチルクォーツ2200（船橋ダート2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。
9月18日、約7か月半の休み明けで迎えた30戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、アルコル賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。
10月4日、中1週で迎えた31戦目は、トルマリン賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は本田正重騎手（3戦1勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。
8歳（2024年）
4月11日、約6か月半の休み明けで迎えた32戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージさつき賞（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。
4月29日、中2週で迎えた33戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、アイオライト2200（船橋ダート2200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。
6月28日、中8週で迎えた34戦目は、ゼラニウム2200（船橋ダート2200m 雨/不良）に出走。鞍上は本田正重騎手（4戦1勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に終わった。
7月22日、中2週で迎えた35戦目は、スパイラルカーブ2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（5戦1勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。
9月8日、中6週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた36戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、ファーストキッス特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したウインジョイフルを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。
9月23日、中1週で迎えた37戦目は、長江慶悟騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド高知 第2戦（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。
10月5日、中1週で迎えた38戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。
10月20日、中1週で迎えた39戦目は、一般C3-5（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のモノクロームスターに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。
11月3日、中1週で迎えた40戦目は、シクラメン特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で妹尾浩一朗騎手（3戦1勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。