マーベラスバロン（2008年生、母マーベラスロマン）

マーベラスバロン（2008年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋男爵」。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時16歳）と交配したマーベラスロマンが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は酒井亨。戦績は、中央平地24戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

柴田政見厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

2月26日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したパッションダンスを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

3月20日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のボストンリョウマをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月7日、中1週で迎えた4戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦1勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

11月19日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

12月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレオアドミラルを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2012年）

1月14日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の逢坂山特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦2勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の大津特別（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で渡辺薫彦騎手（8戦2勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

3月3日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吹田特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で渡辺薫彦騎手（9戦2勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

4月1日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で渡辺薫彦騎手（10戦2勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

5月12日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で渡辺薫彦騎手（11戦2勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で渡辺薫彦騎手（12戦2勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったヴァンヌーヴォーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月1日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は14戦連続で渡辺薫彦騎手（13戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

9月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で渡辺薫彦騎手（14戦2勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で渡辺薫彦騎手（15戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で渡辺薫彦騎手（16戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で渡辺薫彦騎手（17戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったジョヴァンニに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

5歳（2013年）

1月27日、中9週で迎えた19戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったタガノリベラノを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

9月28日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のセイスコーピオンをクビ差振り切って休養明けの一戦をモノにした。

10月19日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた23戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクリノスターオーにハナ差届かず2着となった。

12月15日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。