ヌーボシェクル（1987年生、母タケノジュリー）

ヌーボシェクル（1987年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時7歳）と交配したタケノジュリーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武岡牧場。戦績は、中央平地32戦3勝2着6回、地方12戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

11月11日、デビュー戦は内山正博騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。馬体重は544kg。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

11月24日、中1週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、4歳以上500万下の犬山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4歳（1991年）

6月22日、約6か月半の休み明けで迎えた4戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

6月29日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったピースマシーンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月6日、連闘で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（1992年）

2月2日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、5歳以上500万下の紫川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

2月8日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したイヴニンググロウにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月8日、中3週で迎えた9戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のミスコチョウランをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月21日、中1週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のブルーシンゲキに3馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

3月29日、連闘で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は河北通騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったポールシッターに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

5月9日、中5週で迎えた12戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート2100m 雨/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた13戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた14戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

6歳（1993年）

2月20日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のルーブルボーイに1馬身1/4の差をつけて休み明け初戦を制した。

3月7日、中1週で迎えた16戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の播磨特別（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5月8日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したテンジンショウリを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月30日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の青嵐賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鷹ケ峰特別（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

11月21日、約5か月の休み明けで迎えた22戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の江坂特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったビューティーメイクにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

7歳（1994年）

1月15日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の湯村特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 雨/稍重）に出走。鞍上は内山正博騎手（8戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったスギノドラゴンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月6日、中1週で迎えた28戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の渥美特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下の壇之浦特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（9戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下の白鷺特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

8月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、4歳以上900万下の松前特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

9月18日、中3週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館ダート2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

11月8日、中6週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた33戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったラッキーコーラスから4馬身差の2着となった。

11月28日、中2週で迎えた34戦目は、源平特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた35戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、一般B1（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月28日、中1週で迎えた36戦目は、一般A3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8歳（1995年）

1月7日、中0週で迎えた37戦目は、新雲特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で徳留康豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた38戦目は、一般A3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳留康豊騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた39戦目は、西内忍騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月19日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた40戦目は、戸梶由則騎手を鞍上に迎えて、一般B1（高知ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月24日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた41戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は西内忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月3日、連闘で馬体重を前走から13kg絞って迎えた42戦目は、一般C1-1（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で西内忍騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月29日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた43戦目は、竹崎大祐騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた44戦目は、長浜特別（高知ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は西内忍騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。