ヒューストンガール（2001年生、母エイシンオースチン）

ヒューストンガール（2001年4月16日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「都市名（米国）＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のSilver Deputy（当時16歳）と交配したエイシンオースチンが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。戦績は、中央平地11戦0勝、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の一般B15。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

9月27日、デビュー戦は岩崎祐己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

11月22日、中7週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3歳（2004年）

4月25日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は岩崎祐己騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩崎祐己騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

7月4日、中3週で迎えた7戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

8月28日、中7週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。17頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

11月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から23kg増やして迎えた9戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般B14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた10戦目は、一般B15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタケイチホースに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月29日、中1週で迎えた11戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、シクラメン特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2005年）

6月19日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に敗れた。

7月24日、中4週で迎えた13戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

8月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。