ツルマルアラシ（1997年生、母ツルマルトシミー）

ツルマルアラシ（1997年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時8歳）と交配したツルマルトシミーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）駿河牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着2回、地方16戦1勝2着4回。1999年のシクラメンステークス(オープン)で2着に入った他、2002年のトルマリンオープン(一般A)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

9月18日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、アグネスデジタルに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中1週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のテイエムパワフルに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月7日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

12月5日、中3週で迎えた5戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのシクラメンステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ケイズヒーローに交わされて2馬身差の2着となった。

3歳（2000年）

1月22日、中4週で迎えた7戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のラブイズウイナーをクビ差振り切って2勝目をマークした。

3月12日、中4週で迎えた9戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

12月23日、約9か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

4歳（2001年）

1月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた13戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

7月29日、約6か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（5戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月11日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた16戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

9月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5歳（2002年）

3月18日、約6か月の休養明けで迎えた18戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、龍馬盃（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトップクルーズからクビ差の2着に惜敗した。

4月9日、中2週で迎えた19戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップネプチューン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月23日、中5週で迎えた20戦目は、白バラ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のキャニオンライフに1馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

6月28日、中4週で迎えた21戦目は、あじさい特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月5日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、天の川特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったコマノブリザードからクビ差の2着に甘んじた。

7月19日、中1週で迎えた23戦目は、ねむの木特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘイセイダンスから3馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中3週で迎えた24戦目は、G3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田稔騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

9月18日、中4週で迎えた25戦目は、トルマリンオープン（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉田稔騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンコービンからハナ差の2着に甘んじた。

10月2日、中1週で迎えた26戦目は、河端秀俊騎手を鞍上に迎えて、オパールオープン（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた27戦目は、かえで特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。11着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた28戦目は、ミルクカップ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた29戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、飛騨牛カップ（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

12月4日、連闘で迎えた30戦目は、さざんか特別（名古屋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2003年）

1月2日、中3週で迎えた31戦目は、宇佐美亨騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の新春盃（名古屋ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月29日、中3週で迎えた32戦目は、寒桜特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宇佐美亨騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた33戦目は、名古屋チャレンジカップヘリオス賞（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉本隆記騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。