ウールーシュヴァル（2011年生、母タイセイプロバブル）

ウールーシュヴァル（2011年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「幸せな（仏）＋馬（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時14歳）と交配したタイセイプロバブルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地17戦0勝2着1回、地方26戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2016年の429サンクスホースデイズ開催(一般C2)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、谷川牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、井上修一によって420万円で落札された。

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

7月14日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月31日、中3週で迎えた3戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月28日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

11月9日、中5週で迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3歳（2014年）

1月11日、中8週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は原田和真騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

4月12日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

6月15日、中8週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

8月21日、中4週で迎えた11戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた12戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、平取町義経自然公園賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた15戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた16戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、えりも町悲恋沼賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた17戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月14日、中4週で迎えた19戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったミンネゼンガーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月22日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテンテマリを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

12月29日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックグランデに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2015年）

1月12日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月23日、中9週で迎えた23戦目は、未来への挑戦スタート（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったミンネゼンガーを半馬身捉え切れず2着となった。

4月13日、中2週で迎えた24戦目は、オトギリソウ（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルファジニアスに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月4日、中2週で迎えた25戦目は、ストロングゴールド（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本政聡騎手（6戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた26戦目は、ダンスパーティー賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本政聡騎手（7戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のアルファジニアスに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月5日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

8月1日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた28戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。6着に入り込んだ。

9月6日、中4週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下の雷光特別（新潟芝1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。最後は、勝ったアースエンジェルからクビ差の2着となった。

10月24日、中6週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。14着に敗れた。

11月1日、連闘で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた33戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

5歳（2016年）

1月22日、中5週で迎えた34戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、清弘さん廣子さん生誕記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた35戦目は、堀さん55歳お疲れ様でした記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた36戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ブレイズゴールドに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

3月4日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた38戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、コスモサンズサンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月31日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キョウワルナに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月11日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた41戦目は、429サンクスホースデイズ開催（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（7戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマユラウインドに8馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

5月6日、中1週で迎えた42戦目は、ヤツデ賞（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で今井貴大騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた43戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で今井貴大騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。