マユラウインド（2011年生、母クインオブオールディー）

マユラウインド（2011年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「孔雀（ヒンドゥー語）＋風」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバゴ（当時10歳）と交配したクインオブオールディーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）須崎牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方26戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2十六十七。

経歴

デビュー前

1歳のとき、須崎牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、池谷誠一によって892.5万円で落札された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月8日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

11月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、I.メンディザバル騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

12月7日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3歳（2014年）

2月17日、中9週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

3月29日、中5週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月13日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

5月17日、中4週で迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

4歳（2015年）

2月4日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた9戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3七八九（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3月18日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3六七（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3六七八（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のルックフォーミーに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月22日、中5週で迎えた13戦目は、一般C2十六十七（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のバトルフェイスをクビ差振り切って優勝

6月24日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月6日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、一般C2十六十七十八（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた16戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四十五（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

12月30日、中4週で迎えた17戦目は、一般C2十七十八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

5歳（2016年）

3月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、たくみお兄ちゃん起死回生記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルミノアルマースに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月31日、中1週で迎えた19戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルバンケットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月11日、中1週で迎えた20戦目は、たんぽぽ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた21戦目は、429サンクスホースデイズ開催（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったウールーシュヴァルに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルバンケットに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中8週で迎えた23戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般B8（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた24戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るチェンジイットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて優勝

8月2日、中1週で迎えた25戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、盛夏特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた26戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のホームズに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

8月31日、連闘で迎えた27戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（7戦4勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

9月28日、中3週で迎えた28戦目は、京平&みなみウェディングレース（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（8戦4勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月5日、連闘で迎えた29戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（9戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったキクノサージに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月12日、連闘で迎えた30戦目は、奥飛騨賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月19日、連闘で迎えた31戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（11戦4勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったラブミーリバティーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月2日、中1週で迎えた32戦目は、シャドーロール賞（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（12戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた33戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（13戦4勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月23日、連闘で迎えた34戦目は、ポイント、ツイてる!楽天競馬賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（14戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。