チェンジイット（2013年生、母トーホウグリーン）

チェンジイット（2013年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のトーホウエンペラー（当時17歳）と交配したトーホウグリーンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。戦績は、地方38戦3勝2着11回。2016年のクイーンカップ(牝地方重賞)で2着に入った他、2016年の新春ペガサスカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

原口次夫厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2015年）

7月9日、デビュー戦は今井貴大騎手を鞍上に据えて、2歳（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。馬体重は399kg。5頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったホウライマリーンに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

8月19日、中5週で迎えた2戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るバジガクパルフェを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

9月10日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の若駒特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったホウライマリーンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったホウライマリーンに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

10月7日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた6戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のセレクトゴールド1（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、勝ったセンターフォワードにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

12月2日、中3週で迎えた7戦目は、2歳戦のセレクトゴールド3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったホウライマリーンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中2週で迎えた8戦目は、2歳戦の若獅子特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（6戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、キミノマリアに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2016年）

1月4日、中0週で迎えた9戦目は、3歳戦の若鯱特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメモリージャーマンに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

1月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の若鮎特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（9戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、キミノマリアにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の丹頂鶴特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（10戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、アプリーレにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月17日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（11戦2勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

3月31日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（12戦2勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で今井貴大騎手（13戦2勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた16戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた17戦目は、3歳戦のかるがも特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（14戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したラブミーリバティーに半馬身届かず2着となった。

6月7日、中1週で迎えた18戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のクイーンカップ（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヘイハチハピネスにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月22日、中2週で迎えた20戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（15戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マユラウインドに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた21戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（16戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のライブリファーストに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（17戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた23戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月9日、中6週で迎えた24戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、加古川くつした特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた25戦目は、川西きんたくん特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下康一騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮下康一騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

4歳（2017年）

1月12日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮下康一騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下康一騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で宮下康一騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた31戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた32戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、花巻ひえカレープロジェクト賞（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた33戦目は、卵めん賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた34戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、前沢お物見公園の桜賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた35戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、石桜杯（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた36戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、ファンタジア賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた37戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は小林凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた38戦目は、シンプロン賞（水沢ダート850m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。