フロントダッシュ（2004年生、母フロントアクセス）

フロントダッシュ（2004年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「先頭を走る」。毛色は鹿毛。種牡馬のニューイングランド（当時7歳）と交配したフロントアクセスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中本隆志。戦績は、中央平地17戦1勝、地方32戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中本隆志から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

11月4日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のライフストリームに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のあけび賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

12月16日、連闘で迎えた4戦目は、2歳オープンのさざんかステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

3歳（2007年）

1月21日、中4週で迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

4歳（2008年）

1月19日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田嶋翔騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

4月13日、中2週で迎えた10戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（5戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって最後はナンヨーサウスと並んで12着同着となった。

6月14日、中2週で迎えた13戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた14戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の和田岬特別（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた15戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

11月22日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（6戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

12月27日、中4週で迎えた17戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

5歳（2009年）

1月31日、中4週で迎えた18戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、雪割草特別（福山ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた19戦目は、久松城賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったクラマテングから1馬身差の2着となった。

2月28日、中1週で迎えた20戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、青柳特別（福山ダート1800m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のセトウチアポロンに2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

3月15日、中1週で迎えた21戦目は、春蘭特別（福山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡崎準騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドイチモンジに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月12日、中3週で迎えた22戦目は、地方重賞の福山桜花賞（福山ダート2250m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡崎準騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた23戦目は、牡丹特別（福山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡崎準騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のクラマテングに半馬身の差をつけて4勝目をマークした。

5月17日、中1週で迎えた24戦目は、福山ばら祭特別（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡崎準騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラベンケイに3馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

6月7日、中2週で迎えた25戦目は、みなづき賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡崎準騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月16日、中5週で迎えた26戦目は、地方重賞のオッズパークグランプリ2009（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡崎準騎手（6戦4勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた27戦目は、さぎ草特別（福山ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で岡崎準騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた28戦目は、開設60周年記念福山市長賞（福山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡崎準騎手（8戦4勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた29戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、敬老の日特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウハピネスから1馬身半差の2着に敗北した。

10月11日、中2週で迎えた30戦目は、秋祭り特別（福山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡崎準騎手（9戦4勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた31戦目は、オータム特別（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた32戦目は、しずない産米「万馬券」特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた33戦目は、つわぶき特別（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺博文騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月28日、連闘で迎えた34戦目は、射手座特別（福山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺博文騎手（5戦0勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた35戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、師走特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた36戦目は、﨏畑雄一郎騎手を鞍上に迎えて、冬籠り特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

6歳（2010年）

1月2日、中1週で迎えた37戦目は、正月特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた38戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、新春賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月23日、連闘で迎えた39戦目は、藤本三郎騎手を鞍上に迎えて、雪割草特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた40戦目は、まんさく特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月13日、連闘で馬体重を前走から13kg減らして迎えた41戦目は、初音特別（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は﨏畑雄一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月22日、連闘で馬体重を前走から7kg戻して迎えた42戦目は、ヒヤシンス特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で﨏畑雄一郎騎手（2戦0勝）。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったディレットーレからクビ差の2着となった。

3月7日、中1週で迎えた43戦目は、弥生特別（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で﨏畑雄一郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた44戦目は、春うらら特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で﨏畑雄一郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた45戦目は、花吹雪特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で﨏畑雄一郎騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた46戦目は、かたくりの花特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で﨏畑雄一郎騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた47戦目は、鯛網カップ（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で﨏畑雄一郎騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月9日、連闘で迎えた48戦目は、母の日特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で﨏畑雄一郎騎手（8戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた49戦目は、あやめ特別（福山ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で﨏畑雄一郎騎手（9戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。