ナンヨーサウス（2004年生、母ジュウジホウセキ）

ナンヨーサウス（2004年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋南」。毛色は鹿毛。種牡馬のオース（当時8歳）と交配したジュウジホウセキが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

9月16日、デビュー戦は鈴来直人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。4頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったブラックシャンツェにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着と苦杯を喫した。

11月5日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

12月2日、中3週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

3歳（2007年）

3月31日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

4月22日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

6月24日、中8週で迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマグマカザンに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月21日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた9戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2008年）

1月27日、中8週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鈴来直人騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

3月29日、中8週で迎えた12戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

5月25日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい最後はフロントダッシュと並んで12着同着となった。

7月21日、中7週で迎えた15戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月18日、中7週で迎えた16戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ長月賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

9月25日、連闘で迎えた17戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ファビィサドル特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた18戦目は、カシオペア賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた19戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

5歳（2009年）

3月15日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月3日、中6週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。