テーオーマグナム（2005年生、母トゥルーフェイス）

テーオーマグナム（2005年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋弾丸」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時21歳）と交配したトゥルーフェイスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地23戦0勝2着2回、地方10戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の兼六園賞(一般A3以下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、小笹公也によって3,727.5万円で落札された。

角田輝也厩舎（名古屋）へ入厩。

3歳（2008年）

12月17日、デビュー戦は安部幸夫騎手を鞍上に据えて、一般C36（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は485kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアーチフォーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中1週で迎えた2戦目は、一般C21（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスーパークインを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2009年）

1月6日、連闘で迎えた3戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリプトグレンに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

1月22日、中1週で迎えた4戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

3月3日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C21（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフェロチェスナットに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

3月18日、中1週で迎えた6戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月26日、連闘で迎えた7戦目は、大瑤・愛友達100人できるかな（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のルミノゴールドに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月22日、中3週で迎えた8戦目は、國枝明莉満1才お誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマヤノアンズに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月7日、中1週で迎えた9戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（7戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフォレストチャームに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月27日、中6週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

8月1日、中4週で迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、伸びてきたメイショウオニカゲ決め手に屈してハナ差の2着となった。

9月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

5歳（2010年）

5月1日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

5月15日、中1週で迎えた17戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6月27日、中5週で迎えた18戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

11月14日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた20戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

6歳（2011年）

4月10日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の真野湾特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月11日、連闘で迎えた24戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月13日、中2週で迎えた27戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着に入った。

12月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったエーシンテンモクに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7歳（2012年）

1月14日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

4月17日、約3か月の休み明けで迎えた30戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、兼六園賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャベリンを上がり2位タイの末脚で半馬身差し切って久しぶりに白星を挙げた。

9月16日、約5か月の休養明けで迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

10月14日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた32戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

12月16日、中8週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた33戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。