ワールドナルシス（1988年生、母エムティグリーン）
World Narcisse
1988.05.20
ワールドナルシス（1988年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のゲイメセン（当時13歳）と交配したエムティグリーンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、地方41戦8勝2着5回。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。
経歴
デビュー前
新井仁厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（1991年）
2月23日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中京ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。
3月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。
4月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。
4月27日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。
5月12日、中1週で迎えた5戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1600m 小雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、トウカイカオリに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。
6月1日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、6着に終わった。
6月22日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。
7月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったサチジョージを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。
7月27日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉芝1000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。
8月10日、中1週で迎えた10戦目は、内田国夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のアイノフラワーをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。
9月15日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下の多治見特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手（1戦1勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では見せ場を作れず17着に終わった。
10月6日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田国夫騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。
10月20日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田国夫騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。
11月10日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田国夫騎手（4戦1勝）。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。
4歳（1992年）
1月4日、中7週で迎えた15戦目は、圓田修騎手を鞍上に迎えて、C1ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。
1月17日、中1週で迎えた16戦目は、白坂芳文騎手を鞍上に迎えて、C1ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のブロンドフェアリーに3馬身の差をつけて勝利をモノにする
1月30日、中1週で迎えた17戦目は、C1イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白坂芳文騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。
2月27日、中3週で迎えた18戦目は、C1イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は圓田修騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。
3月13日、中1週で迎えた19戦目は、あすなろ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は白坂芳文騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。3着に入った。
4月13日、中3週で迎えた20戦目は、C1イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白坂芳文騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノタイカイに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
5月3日、中2週で迎えた21戦目は、中京スポ杯（中京(地)芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白坂芳文騎手（4戦2勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。
5月28日、中3週で迎えた22戦目は、B12ロ（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で白坂芳文騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。
6月10日、中1週で迎えた23戦目は、B12ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で白坂芳文騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。
6月23日、中1週で迎えた24戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で白坂芳文騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマノタイカイから半馬身差の2着となった。
7月7日、中1週で迎えた25戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、B12ロ（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のグレースシャトルに2馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。
7月17日、中0週で迎えた26戦目は、月見草特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のギンザタカラボーイに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
8月7日、中2週で迎えた27戦目は、はまゆう特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は白坂芳文騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のサンダースパークに2馬身半の差をつけて制した。
8月23日、中1週で迎えた28戦目は、ダリア特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で白坂芳文騎手（9戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマニエースから4馬身差の2着に敗れた。
9月6日、中1週で迎えた29戦目は、サルビア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白坂芳文騎手（10戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったウィンキャリィから2馬身差の2着に敗れた。
10月8日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、名古屋競馬株式会社創立40周年記念（中京(地)芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で白坂芳文騎手（11戦3勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。
10月16日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた31戦目は、セントポーリア特別（中京(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で白坂芳文騎手（12戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のマリンスキーに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
11月2日、中1週で迎えた32戦目は、みのり賞（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で白坂芳文騎手（13戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。
5歳（1993年）
10月11日、約11か月半の休養明けで迎えた33戦目は、白菊特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で白坂芳文騎手（14戦4勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。
11月15日、中4週で迎えた34戦目は、ポインセチア特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で白坂芳文騎手（15戦4勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。
11月29日、中1週で迎えた35戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で白坂芳文騎手（16戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイランドオパールから1馬身半差の2着に敗北した。
12月7日、連闘で迎えた36戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったホリノコバンから3/4馬身差の2着に敗北した。
12月22日、中1週で迎えた37戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は白坂芳文騎手（17戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。
6歳（1994年）
1月4日、中1週で迎えた38戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白坂芳文騎手（18戦4勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。
1月21日、中1週で迎えた39戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で白坂芳文騎手（19戦4勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。
2月3日、中1週で迎えた40戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で白坂芳文騎手（20戦4勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。
2月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた41戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で白坂芳文騎手（21戦4勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。
3月7日、中1週で迎えた42戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で白坂芳文騎手（22戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。
3月18日、中1週で迎えた43戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で白坂芳文騎手（23戦4勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。
4月15日、中3週で迎えた44戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で白坂芳文騎手（24戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のラセンタックに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。
5月2日、中1週で迎えた45戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ターフジョッキーカップ（中京(地)芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。12着に敗れた。
5月30日、中3週で迎えた46戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、あやめ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。
6月14日、中1週で迎えた47戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は白坂芳文騎手（25戦5勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。
7月7日、中2週で迎えた48戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で白坂芳文騎手（26戦5勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。
7月22日、中1週で迎えた49戦目は、B1 B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白坂芳文騎手（27戦5勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。
8月10日、中2週で迎えた50戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で白坂芳文騎手（28戦5勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。
8月25日、中1週で迎えた51戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で白坂芳文騎手（29戦5勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のトップリズムをクビ差制して勝利を手に入れた。
9月22日、中3週で迎えた52戦目は、りんどう特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（3戦2勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。
9月28日、連闘で迎えた53戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は白坂芳文騎手（30戦6勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に敗れた。
10月11日、中1週で迎えた54戦目は、B2イ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で白坂芳文騎手（31戦6勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。
11月2日、中2週で迎えた55戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白坂芳文騎手（32戦6勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。