ダイショウリュウ（2001年生、母ハリケーンキャット）

ダイショウリュウ（2001年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大昇竜」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時11歳）と交配したハリケーンキャットが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は森永牧場。戦績は、中央平地32戦2勝2着2回、地方2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

8月17日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は488kg。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月20日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

3歳（2004年）

1月11日、中2週で迎えた3戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

1月18日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた5戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、3着を確保した。

2月28日、中3週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

4月24日、中5週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は岩崎祐己騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず7着に沈んだ。

5月22日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岩崎祐己騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のパワークレストに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月20日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた12戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた13戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

12月4日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は岩崎祐己騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

12月12日、連闘で迎えた15戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

4歳（2005年）

1月10日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた17戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 小雪/稍重）に出走。鞍上は岩崎祐己騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着に入った。

3月12日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

3月20日、連闘で迎えた20戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のグローバルボンバーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月18日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず最後はチョウカイトップと並んで8着同着となった。

7月9日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた23戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

10月22日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

10月30日、連闘で迎えた25戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

12月3日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで止まることなく走り抜いたが、勝ったリーピンスイーパーにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5歳（2006年）

1月8日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。

2月14日、中4週で迎えた29戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュノ賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウイニングウインドに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月12日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったタケデンイーグルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月19日、連闘で迎えた31戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた33戦目は、円山川特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエクステンションに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月25日、中6週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の五条坂特別（京都ダート1400m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（4戦2勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。