ダイコアキード（1988年生、母モリマサクイン）

ダイコアキード（1988年6月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカツラギエース（当時8歳）と交配したモリマサクインが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道茅部郡森町、生産者は（有）笹川大晃牧場。戦績は、中央平地19戦3勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1992年の5歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

日迫良一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

3月2日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

3月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ7着に沈んだ。

5月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、松田幸春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

6月9日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた6戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、ヒットザマークに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月23日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のドリームセイハーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月13日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立ち、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

8月25日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、タフなペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

9月22日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ハヤテリバーに3/4馬身交わされて2着となった。

10月12日、中2週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた14戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシンカスミに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

12月8日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

4歳（1992年）

1月5日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のキンセングローリーをハナ差振り切って3勝目を挙げた。

1月26日、中2週で迎えた17戦目は、北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

5歳（1993年）

6月27日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた18戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（9戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

10月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月12日、中3週で迎えた21戦目は、野口眞一騎手を鞍上に迎えて、一般A（高崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。