サクラミヤビ（1999年生、母サクラジュリエット）

サクラミヤビ（1999年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラローレル（当時8歳）と交配したサクラジュリエットが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）新和牧場。戦績は、中央平地28戦4勝2着1回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の夕月特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

8月11日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月25日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3歳（2002年）

5月25日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた5戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 雨/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

7月28日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

10月2日、中8週で迎えた8戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般D1-3（門別ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウタンポポに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2003年）

3月30日、約6か月の休養明けで迎えた9戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

4月27日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた11戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

5月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

6月7日、連闘で迎えた13戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモンスターラリーを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

6月21日、中1週で迎えた14戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の生田特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

9月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた16戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の利尻特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5歳（2004年）

1月18日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

2月7日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のカツラダンスオーをハナ差振り切って優勝

3月27日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のオンワードサマンサに3馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

4月25日、中1週で迎えた21戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月3日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（4戦3勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモステージを上がり2位の末脚で半馬身差し切って久方ぶりの実戦を物にした。

10月16日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（5戦4勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（6戦4勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったアイルビーバックにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

6歳（2005年）

1月5日、中8週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の初夢賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（7戦4勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、5着を確保した。

1月16日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の花見小路特別（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で武幸四郎騎手（8戦4勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

2月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月12日、中4週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の遠州灘特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（9戦4勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

4月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（10戦4勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。