ケージージェイド（2001年生、母タニノオトメ）

ケージージェイド（2001年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時14歳）と交配したタニノオトメが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高松牧場。戦績は、中央平地15戦3勝2着2回、地方6戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

7月13日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 雨/稍重）に出走。馬体重は496kg。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルエクストラを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

12月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

12月28日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウホウオウを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2004年）

1月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

1月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた6戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のつばき賞（京都芝2000m 小雨/良）に出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

11月6日、約8か月半の休み明けで迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた9戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマルノユビキタスをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2005年）

1月8日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたワンダーハーブ決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月13日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のウェディングマターに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

4月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

4月23日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた15戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の東京競馬場新スタンドオープン記念（東京ダート2100m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

5歳（2006年）

1月31日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた16戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、阿蘇米塚カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた17戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムデウスから3馬身差の2着となった。

3月22日、中4週で迎えた18戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、はなみづき特別（荒尾ダート1900m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた19戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた20戦目は、阿蘇高岳カップ（荒尾ダート1900m 雨/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムデウスから2馬身半差の2着となった。

5月24日、中3週で迎えた21戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。