フジヤマロマン（2004年生、母ハートリープス）

フジヤマロマン（2004年5月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋浪漫」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時16歳）と交配したハートリープスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）仲野牧場。戦績は、中央平地16戦1勝、中央障害2戦0勝、地方6戦3勝2着2回。2006年の九州ジュニアグランプリ(地方重賞)に勝利した他、2006年の若駒特別を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、仲野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、仲野牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、熊本県馬主会によって105万円で落札された。

平山良一厩舎（荒尾）へ入厩。

2歳（2006年）

7月5日、デビュー戦は村島俊策騎手を鞍上に据えて、2歳戦のストロングホース（荒尾ダート800m 雨/不良）に出走。馬体重は436kg。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のブルークマモトに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月5日、中3週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

10月3日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの若駒特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のハートノエースに8馬身の差をつけて2勝目を収める

10月31日、中3週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の九州ジュニアグランプリ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は村島俊策騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のスリーディーエアに1馬身半の差をつけて3勝目を収める

11月23日、中2週で迎えた5戦目は、2歳G3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で村島俊策騎手（2戦2勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

3歳（2007年）

1月1日、中5週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の門松賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村島俊策騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったドリームインラブから6馬身差の2着に敗北した。

1月21日、中2週で迎えた7戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナンブラッキーワンを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月25日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

9月29日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

4歳（2008年）

1月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入った。

2月23日、中4週で迎えた13戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

3月29日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

5月31日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 小雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

6月21日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

10月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

5歳（2009年）

1月25日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月8日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のサマーミッドナイトを3/4馬身振り切って久々に勝利を挙げた。

3月1日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦1勝）。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

6月20日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の出石特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

11月8日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

6歳（2010年）

2月21日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。