ノースパサディナ（1995年生、母ピアグレイス）

ノースパサディナ（1995年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のリズム（当時8歳）と交配したピアグレイスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ムラカミファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、中央障害8戦0勝2着1回、地方21戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2001年のダイアモンドターン賞(一般B2二)。

経歴

デビュー前

赤嶺本浩厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1998年）

2月21日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アラバマフォンテンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月9日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のゴコーオーに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月13日、中4週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヨシツネに2馬身の差をつけて優勝

10月12日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦の白菊特別（大井ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアレミカップを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を収める

11月11日、中3週で迎えた5戦目は、霜月特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた6戦目は、永代橋特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

4歳（1999年）

8月22日、約8か月半の休養明けで迎えた7戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメモリーバハマを3/4馬身振り切って休養明けの一戦をモノにした。

9月12日、中2週で迎えた8戦目は、セプテンバー特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセイクビクトリーをハナ差だけ差し切って優勝

10月13日、中3週で迎えた9戦目は、リゲル賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（8戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサッカータイカンをクビ差振り切って6勝目を挙げた。

5歳（2000年）

7月1日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。

8月5日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた12戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の真間川特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

12月5日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、師走特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた14戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、イヤーエンド賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

6歳（2001年）

1月17日、中1週で迎えた15戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスマトラトラにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

2月2日、中1週で迎えた16戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた17戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（9戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったダイヤノルションにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

2月28日、中1週で迎えた18戦目は、仲春賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（10戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた19戦目は、陽春賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（11戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、勝ったユキノエイスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

4月17日、中2週で迎えた20戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（12戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた21戦目は、プレアデス賞（大井ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（13戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた22戦目は、薫風賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（14戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた23戦目は、スピカ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（15戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた24戦目は、ダイアモンドターン賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（16戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のイブキノカラジシに2馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

12月8日、約5か月半の休養明けで迎えた25戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、師走ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

7歳（2002年）

1月12日、中4週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーピーゲンからクビ差の2着に甘んじた。

2月16日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月17日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で山本康志騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月31日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた30戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月3日、中4週で迎えた31戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

8歳（2003年）

2月15日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は山本康志騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月22日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。13着に終わった。