ニシノサキュバス（2020年生、母セイウンデライラ）

ニシノサキュバス（2020年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+男性を誘惑する女悪魔」。毛色は栗毛。種牡馬のネロ（当時9歳）と交配したセイウンデライラが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はガーベラパークスタツド。主な勝ち鞍は2023年のナデシコ賞。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月8日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 曇/重）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

10月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

3歳（2023年）

1月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

2月26日、中5週で迎えた4戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

4月23日、中7週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

6月20日、中7週で迎えた6戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたマリンプチタンジュ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月21日、中3週で迎えた7戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナデシコ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のサイレントウィンドに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月8日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦のナティビット特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月25日、中6週で迎えた9戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のダリア特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったフレンドライクミーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中3週で迎えた10戦目は、馬い!紅卵はサンサンエッグ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

11月27日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた11戦目は、馬い!八丈島レモンを食べよう（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、リンギングフォンに交わされて2馬身差の2着となった。

12月16日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1六七（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

4歳（2024年）

3月25日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、一般C2二（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のミーナティエルナに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

4月11日、中1週で迎えた14戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、馬い八丈西浜レモン発売記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1四五六ア（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のゲンパチルミナスに1馬身の差をつけて3勝目を挙げた。